昨今はインターネットの海に繰り出せば、誰もが発信者になれる時代です。それはＳＮＳで記事を投稿したり、動画を配信したりといったことに限らず、発信されたコンテンツに対してコメントを寄せることなども含まれるでしょう。以前よりもカジュアルに表現をできることは素晴らしいですが、その自由の代償としてインターネットには思いやりのない言葉も飛び交いがちです。

　当然ながら人それぞれ好きなものは違って、いろんな人、もの、ことに多い少ないはあれどファンがいます。「自分は○○が好きだ、応援をしたい」という気持ちの尊さがそこには間違いなくあって、それは素敵なこと。しかしながら、その気持ちの表現の歪みを、僕はインターネット上で特によく見かけるのです。おそらく先述のとおり、カジュアルに表現をできるからこそのことでしょう。 ...