3月31日、さいたまスーパーアリーナでのコンサート中にステージから落下した。私にとって初日公演であり、いろんな気持ちを胸にステージに立っていた。自分の過失で仕事を放棄することはありえないし、今しか無い大好きな時間をただただ楽しみたかった。最後まで出たいと意思を伝え、終演後に病院へ向かった。結果は骨折だった。
しかしこの時、2つの舞台に出演することが決まっていた。1つ目の舞台はコント劇の再演で、松葉杖にギプスで舞台に立つのは厳しいだろうと諦めかけていたとき、脚本の伊達さんがなんと内容を全て変えると言って下さった。松葉杖を活かした演出になり、とても面白かったという声もたくさんいただいた。とても温かい現場だった。マイナスがプラスに変わり、武器になることもあるんだと学んだ。 ...